教育理念
淡塾では、次のような3つの育みを理念に掲げ、塾生たちに指導を行います。
学びの大切さと楽しさを伝え、未来を創るための向上心を育む
「学び」が自分の未来を創ることを自覚し、主体的に学ぶ姿勢を持つ子どもは少数です。
淡塾では、歴史上の人類の成功や過ち、現代社会の問題や日常生活の身近なことがら等に関する話を通し、塾生たちに学びの大切さを伝えます。
また、塾生たちには、勉強した知識を活かして問題に正解し、自身の成長を実感する中で、学びの楽しさと自身の持つ可能性を認識していただきます。
さらに、希望者には様々な業界で活躍する塾長の友人たちと会談する機会を設け、塾生たちが将来就きたい職業を見つけるための応援をいたします。
以上のような指導により、無限の可能性を持つ子どもたちが各々の人生をよりよいものにするために必要不可欠な向上心を育みます。
ものごとを自ら考えて意見を持ち、判断、行動する力を育む
周囲の方々の意見を謙虚に聞き、自身の判断の参考にすることは非常に重要です。しかし、「友人が◯◯するから自分も◯◯する。」「家族が◯◯しないから自分も◯◯しなくてよい。」 などと、自分の意見を持たず、ただ周囲の人間の言動に流されて行動するのは悲しい行為です。
また、集団生活において、自分の属する集団が誤った行為をしていることに気付きながらも、保身を最優先とし、誤りを指摘する勇気を持たない人間が残念ながら大勢います。
確かに、難しい選択を迫られることもあるでしょうし、自分の意見を言い出しづらい雰囲気の中に身を置く場面も出てくるでしょう。ですが、その時までの人生経験で得た(善悪を主とする)判断基準や、勉強によって得た知識、そして、選択を迫られた状況下における弱者の気持ちを考慮して自分の行動を決定することが大切です。
選挙年齢が引き下げられ、自ら考える力がより生徒たちに求められている今、淡塾では、「学力だけでなく心も育む」を最大の主題とし、上記のような判断・行動に資する知識や心の在り方を講師と生徒が共に磨いていきます。
他者と自分自身に愛をもって接することのできる心を育む
淡塾の定義する「愛」とは、「相手のことを本気で思いやる優しさ」を示します。
「いつも自分にとって都合の良いことを言ってくれる人」=「優しい人」と勘違いをしている人がいますが、それは決して本当の優しさなどではありません。もし、あなたの周囲にそのような人物がいるのであれば、それはあなたに無関心な証拠です。
一方、本気であなたのことを想い、期待してくれている人は、たとえ自分が嫌われ役になろうとも、必要な時には、あなたにとって厳しい意見を出してくれるはずです。ご両親をはじめとして、あなたに身近な人であればあるほど口うるさいと感じたことはありませんか。思い当たる点があるのであれば、それはあなたが愛されている証拠です。そのような愛のある意見をくれる人こそ大切にすべきです。
塾生たちには、ときには厳しい忠告も受け容れ、自らの糧にする素直さと力強さを身につけてほしいと思います。また、友人が怠けているときは忠告し、落ち込んでいるときは優しく励ますように、他者に愛をもって接することのできる心を培うとともに、自分が怠けそうなときには自身を律する自律心をもって将来のために歩みを進めてもらえるよう願いながら指導いたします。